切れ毛の「根本原因」って?オラプレックスの特許技術と結合を促す成分
2026-07-31
オラプレックスの技術を生み出した二人の化学者と、切れ毛の根本原因にアプローチする特許技術の仕組みを解説します。
オラプレックスの生みの親、Dr.クレイグ・ホーカーとエリック・プレスリー
オラプレックスの技術を生み出したのは、二人の化学者です。
- Dr.クレイグ・ホーカー:カリフォルニア大学サンタバーバラ校(UCSB)の教授で、高分子化学の世界的権威。全米工学アカデミー(NAE)にも選出されている
- Dr.エリック・プレスリー:ホーカー教授の教え子で、二人はプレスリー氏のガレージで研究を重ねてオラプレックスの技術を開発した
2014年、美容業界のDean & Darcy Christal夫妻がこの二人と組んでOlaplexを創業。誕生からわずか2年ほどで急成長したことでも知られています。
オラプレックスの強みは「特許」がある技術力
オラプレックスには、“Keratin Treatment Formulations and Methods”(ケラチン処理製剤・方法)という米国特許があります。代表的なものが米国特許 US9,498,419号、US9,668,954号です。
何がすごいの?
この特許のすごいところは、それまで誰も解決できなかった「髪のダメージ」の根本原因にアプローチしたところ。
髪の毛の主成分はタンパク質で、その名はケラチン。
切れ毛の原因
髪の毛は「ジスルフィド結合」という化学結合によって強度・弾力を保っています。カラーやパーマ、熱を加えすぎるとこの結合が途切れてしまい、これが切れ毛の原因になります。
従来の方法は、油分やシリコンでコーティングして触感を良くするだけで、途切れた結合そのものは直っていませんでした。
ホーカー&プレスリーが発見したこと
主成分であるbis-aminopropyl diglycol dimaleate(ジマレイン酸ビスアミノプロピルジグリコール)という化合物が、切れたジスルフィド結合の代わりとなる人工的な橋を架けることを発見しました。
この発見のすごいところは、結合を補強する仕組みが根本原因にアプローチしている点、そして即座に作用する即効性があるところ。一度結合させると簡単には元の切れた状態に戻らない持続性も、特許のポイントとして記載されています。
※ 特許本文には「bis-aminopropyl diglycol dimaleate」という名称そのままでは登場せず、より広い範囲をカバーする一般化学式として記載されています。この化合物は、その一般式に当てはまる具体例のひとつです。